英語をまたやめるのが怖い人へ|挫折の本当の原因と、やり直しが初回より速い理由

また英語をやり直したいんですが、正直、どうせ続かない気がして怖いんです。

気持ちはわかります。実は学習をやめる原因は、研究では性格ではなく、分けて数えられる要因として扱われているんですよ。

でも前回やめたのは、僕の根性がなかったからですよね?

多くの人がそう考えます。ただ動機づけの研究では、やる気を削る力は本人の外側から働くものとして整理されているんです。

そう言われても、また同じところで止まる気しかしません。

その不安は自然です。研究はそれを気合いの問題ではなく、原因を切り分けて設計し直す問題として扱っていますよ。

じゃあ、何から始めればいいんでしょうか。

この記事では研究10本を順番にたどり、前回やめた原因の見つけ方から4週間の再開手順まで解説していきます。
結論: 英語をやめた原因は意志の強さではない、と研究は示している。日本人学習者を調べた研究では、やる気を削る原因が5つに分かれた。学習内容と教材・教師の指導力・学校の設備・内側からわいてくるやる気の欠如・テストの点数である。記憶研究では、一度学んだ内容は消えていないと報告されている。学び直しが初回より速く進むことも実験で確認されている。だから再開は「ゼロからやり直し」ではなく「掘り起こし」に近い。
この記事でわかること
- 前回やめた原因を、性格ではなく分けて数えられる要因に切り分ける見方
- やる気を削る力の多くが、自分の外側から働くと分かっている理由
- 一度やめた人がやる気を取り戻すまでに通る、共通の3つの段階
- 学び直しが初回より速く進む根拠と、4週間で再開する具体的な手順
英語をやめたのは「意志が弱いから」ではない

挫折の原因を分けて数えるって、どういうことですか。

日本の高校生656人を調べた研究では、やる気が下がる原因が5つのまとまりに分かれました。車の故障箇所を探すのと同じ発想です。
英語をやめた経験があると、原因を自分の性格に置きたくなる。「飽きっぽい」「根性がない」という説明は、たしかに分かりやすい。しかし研究の見方は、これとまったく違う。
日本の高校生656人に35項目の質問紙を配り、答えのまとまりを調べた研究がある。質問紙とは、たくさんの質問に答えてもらうアンケート用紙のことだ。ここで使われた因子分析とは、たくさんの答えを似た者どうしに仕分ける作業だと考えるとよい。仕分けの結果、やる気が下がる原因は5つのまとまりに分かれた。
- 学習内容と教材への不満
- 教師の指導力や指導スタイル
- 学校の設備の不備
- 内側からわいてくるやる気の欠如
- テストの点数
なかでも「学習内容と教材」と「テストの点数」は、強い原因として目立っていた。もともとやる気が低い学習者ほど、その影響を大きく受けていた。
車が動かない時に「やる気のない車だ」とは言わない。エンジンかバッテリーかタイヤか、壊れた場所を探すはずだ。挫折もこれと同じで、部品ごとに点検できる。
学習者の言葉から同じ問いを調べた研究もある。大学生5人への面接と、42人の自由記述を集めた質的な調査である。質的な調査とは、数字ではなく生の言葉を集めて共通の型を探すやり方をいう。
ここでも原因は5つのパターンに分かれた。教師のふるまい、文法訳読中心の授業、テストと大学入試、暗記中心の単語学習、教材への不満である。
数字で調べても、言葉で調べても、出てくるのは同じ種類の原因だった。「意志」という項目は、そのどこにも現れていない。
ここまでのまとめ: やる気が下がる原因は、日本人学習者の調査で5つのまとまりに分かれている。挫折は性格ではなく、部品ごとに点検できる現象として扱える。
この記事が見るのは「続けるコツ」ではなく「壊れる仕組み」
「英語 続かない」と検索すると、習慣化のコツや目標設定の記事が並ぶ。それらは、まだ走っている人が速度を保つための話だ。すでに一度止まった人には、別の情報がいる。止まった理由と、もう一度エンジンをかける手順である。
動機づけ研究の基礎文献は、この違いをはっきり分けている。そこでは脱動機を「進行中の行動のやる気の土台を、外から減らしたり弱めたりする力」と定義する。良い香りの料理でも、隣から焦げくさいにおいが来れば食欲は消える。そのにおいにあたるのが、外から働く力だ。
もう一つ、区別しておきたい言葉がある。無動機とは、そもそも最初からやる気がない状態を指す。買った覚えのない本と、買ったのに読まなくなった本くらい違う。英語を一度は始めた人は、後者にあたる。
つまり、やる気は「もともと無かった」のではない。「あったのに、外から削られた」のである。削った力を特定できれば、次は同じ削られ方を避けられる。
順番の問題でもある。走り続けるためのコツは、走り出したあとに効く。止まっている人がまず必要なのは、止まった原因の特定だ。原因が残ったまま走り出せば、同じ場所でまた止まる。
この記事が扱うのは、そこから先だ。たとえば3年前に買った参考書が、20ページ目のまま本棚で止まっている人である。やる気をどう保つかではなく、どう壊れ、壊れたあとどう再起動するかを見ていく。
ここまでのまとめ: 脱動機は、外からやる気の土台を弱める力として定義されている。一度始めた人の問題は「最初から無い」ではなく「あったのに減った」である。
やる気を削る力の多くは、自分の外側から働く

やっぱり、自分の能力が足りなかっただけでは?

大学生164人の調査では、点数の低い人ほど原因を自分の内側に置いていました。自責は事実というより、ものの見方の癖なんです。
外から削られる、という話には実測の裏づけがある。理系私立大学の1年生164人を、習熟度で2つに分けて比べた調査を見てみたい。
点数の低いグループは86人で平均49点、高いグループは78人で平均78点だった。やる気を削られた経験がある割合は、低い側が71.4%、高い側が70.5%だった。つまり、経験の有無自体はほぼ同じである。
差が出たのは別のところだ。「英語の勉強が嫌い」と答えた割合は、低い側が72.7%、高い側が33.8%だった。2倍以上の開きがある。
さらに大事なのは、原因をどこに置いたかである。点数の低いグループは、自信のなさや自分の能力不足など、内側に原因を置きやすかった。高いグループは、教師など外側に置きやすかった。
テストで悪い点を取った時を思い出してほしい。「問題が難しかった」ではなく「自分の頭が悪い」と考えるのが、内側に置くということだ。
低いグループでは、過去に削られた経験と現在の英語嫌いの間に、統計的なつながりが確認された。論文にはp<.0001と書かれているが、これは「偶然こうなる見込みはほぼ無い」という意味の目安だと考えればよい。高いグループでは、このつながりは見られなかった。
ここから読み取れることは重い。自信のない人ほど、原因を自分のせいにしやすいのである。「自分が悪かった」という記憶そのものが、事実ではなく偏りの産物かもしれない。
ここまでのまとめ: 削られた経験の有無は習熟度で変わらないが、原因の置き場所は大きく違った。自責は事実の反映ではなく、傾向である可能性が高い。
やめた人は戻れる。戻り方には共通の3つの段階がある

再動機づけって言葉、初めて聞きました。何ですか。

下がったやる気がまた戻ることです。大学生157人の研究では、転んだ後の起き上がり方に共通の3段階があると分かっています。
やめた経験は、その後も長く影を落とす。日本の大学生およそ900人を対象にした大規模な調査がある。そこでは、過去にやる気を削られた経験が、その後の態度や行動と結びついていた。
影響は本人だけにとどまらない。クラスの人間関係や、教師側の意欲まで悪くなることが示されている。挫折は一時の気分ではなく、長く続く状態として扱われている。
だからこそ「気合いを入れ直す」だけでは足りない。年始に「今年こそ英語」と決め、2月には教材が机の隅にある、という繰り返しになりやすい。戻り方そのものを設計する必要がある。
では、下がったやる気は戻るのか。日本の大学生157人に、やる気がどう下がり、どう戻ったかを自由記述で書いてもらった研究がある。内訳は、自分に否定的な学習者88人と、肯定的な学習者69人だった。
分析の結果、再動機づけには共通の段階があった。再動機づけとは、下がったやる気がまた戻ってくることをいう。転んだあとの起き上がり方に、決まった型があるという話だ。
- 初期反応: 問題を解こうと動くか、無力感で固まるか
- 短期の対処: 工夫し人に助けを求めるか、無力感を深めるか
- 長期の発展: 対処の引き出しが増えるか、その場で止まるか
肯定的な自己概念を持つ学習者は、早い段階から解決や交渉に動いていた。自己概念とは、自分をどう見ているかという自己像のことだ。否定的な学習者は、無力感や回避に陥りやすかった。
注目すべき点がもう一つある。否定的な学習者も「支援があれば戻れたはず」と振り返っていた。それなのに、実際には周りの助けを使えていなかったのである。
中学時代に身についた対処のくせが、大学まで続く傾向も見られている。早い時期に良い対処の型を持てるかが効いてくる、ということだ。
戻れないのではない。分からない文が出ても聞ける相手がおらず、辞書を閉じて終わる夜が続いただけかもしれない。戻り方の型を知らないまま、自分だけで抱えていた可能性が高い。
ここまでのまとめ: 再動機づけは、初期反応・短期の対処・長期の発展という段階を辿ると確認されている。戻れた人は、助けを使えた人でもある。
「前回やめた理由」の捉え方が、再挑戦できるかを決める
同じ失敗でも、原因をどこに置くかで次の行動は変わる。それを整理した古典的な理論が帰属理論だ。帰属理論とは、原因を何のせいだと考えるかを扱う理論をいう。
この理論は、原因を3つの物差しで分ける。
- 所在: 原因が自分の内側にあるか、外側にあるか
- 安定性: これからも変わらないか、変わりうるか
- 統制可能性: 自分で動かせるか、動かせないか
遅刻を思い浮かべると分かりやすい。「自分がだらしないから」と思うか「電車が遅れたから」と思うかで、明日早起きする気になるかは変わる。
失敗の原因を「能力」に置くと、うまくいく見込みが下がる。能力は変わらず、自分では動かせないものと感じられるからだ。その結果、再挑戦を避けやすくなる。
一方、原因を「努力・やり方・状況」に置くとどうなるか。これらは変えられる要素なので、成功の見込みが保たれ、再挑戦しやすくなる。帰属のしかたは、恥・絶望・誇りといった感情にも影響するとされる。
ここで前の章の話がつながる。自信の低い学習者ほど、原因を自分の内側に置きやすかった。つまり、最も再挑戦してほしい人ほど、最も再挑戦しにくい置き方をしていることになる。
だから再開の第一歩は、新しい教材を買うことではない。「前回やめた理由」を、能力からやり方と状況へ置き直す作業である。
ここまでのまとめ: 原因を能力に置くと再挑戦を避け、やり方や状況に置くと再挑戦しやすくなる。置き直しは、心の持ちようではなく手順である。
覚えたことは消えていない。「取り出しにくい」だけ

10年も離れたら、さすがに全部消えてますよね。

実は消えていません。記憶研究では、しまった中身は残り取り出す通路がふさがるだけとされます。段ボールの奥の荷物と同じです。
「何年も離れたから、全部忘れた」。再開をためらう最大の理由は、たいていここにある。しかし記憶研究の見方は、これとは違う。
記憶の一つ一つは、2つの強さを持つと考える理論がある。保存の強さと、検索の強さである。保存の強さはどれだけしっかりしまわれているか、検索の強さは今どれだけ取り出しやすいかを表す。
引っ越しの段ボールを想像するとよい。奥にしまった荷物は、捨てたのではなく見つけにくいだけである。
この理論では、保存の強さは一度しっかり学べば基本的に減らないとされる。減るのは検索の強さで、最近使ったかどうかで上下する。つまり「忘れた」という感覚は、中身が消えた状態ではない。通路がふさがった状態を指す。
この考え方は、望ましい困難という現象の裏づけにもなっている。望ましい困難とは、あえて少し思い出しにくい状態で練習するほうが、後の定着が良くなることをいう。
実験による裏づけもある。単語・線画・複雑な写真を使い、1週間から10週間あけて学び直す実験を5つ行った研究だ。テストで「完全に忘れた」と判定された項目でも、学び直すと初めての項目より速く覚え直せた。
この学び直しで浮く手間をsavings、日本語では節約と呼ぶ。自転車と同じだ。何年も乗っていなくても、初めて乗る人よりずっと早く乗れるようになる。
節約は、単語でも線画でも写真でも見られた。絵から言葉、言葉から絵のように、形式をまたいだ場合でも確認されている。
ここまでのまとめ: 忘れた感覚は、保存が消えたのではなく取り出しにくくなった状態である。学び直しは初めての学習より速く進むと実験で確認されている。
50年たっても残る記憶。中断しても土台は消えない

学生時代の英語なんて、もう残ってないと思います。

スペイン語を学んだ733人を50年追った研究では、最初の数年で減った後は横ばいでした。押し入れの奥に残る荷物のようなものです。
もっと長い時間で調べた研究もある。学校でスペイン語を学んだ733人を追い、最長50年後まで測った研究だ。読む力、思い出す力、見て分かる力を測っている。
結果は意外なものだった。記憶は最初の3〜6年で急に減る。ところがその後は、最大30年ほどほとんど減らずに横ばいになった。
この横ばいの状態をpermastoreと呼ぶ。日本語にすると永久貯蔵で、記憶の底に居座って減らない層のことだ。実家の押し入れを思い出してほしい。何十年も開けていない箱でも、開ければ使える物が残っている。
さらに、50年後にどれだけ残るかは、当初どれだけしっかり学んだかで予測できた。その後どれだけ復習したかの影響は、ほとんど見られなかった。
ここから言えることは心強い。数か月から数年のブランクは、急に減る時期の途中にすぎない。土台の多くは、まだ手元に残っている。
しかも、学生時代に真面目に取り組んだ期間があるなら、その分だけ残りは厚い。掘り起こす対象があるということだ。
ここまでのまとめ: 外国語の知識は最初の数年で減った後、長期間ほとんど減らない層に落ち着く。ブランクは、ゼロに戻ることを意味しない。
原因を切り分けて、4週間で再開する手順
ここまでの研究を、そのまま行動に落とす。今日用意するのは紙1枚と10分だけで、新しい教材はまだ買わない。順番を守ることが大切だ。
手順1: 前回やめた原因を、外側の言葉で書き出す
紙に「前回やめた理由」を5つ書く。このとき「意志が弱かった」は禁止語にする。学習内容と教材、教師の指導力、学校の設備、内側からわいてくるやる気の欠如、テストの点数のどれに当たるかで仕分ける。原因を能力から状況へ置き直す作業そのものが、再挑戦の確率を上げる。
手順2: 最初の1週間は、新しい教材を買わない
1週目は前に使った教材の範囲だけに絞る。やることは、思い出す練習だけでよい。答えを見る前に、まず自力で言ってみる。ふさがった通路を開ける作業だと考えるとよい。ここで節約分を回収する。
手順3: 2〜4週目で、新しい内容を少しずつ足す
思い出す練習だけでは、いずれ頭打ちになる。復習の比率を少しずつ下げ、新しい内容へ移していく。
| 週 | やること | ねらい |
|---|---|---|
| 1週目 | 前の教材を思い出す練習だけ | 眠っている通路を開ける |
| 2週目 | 復習7割・新しい内容3割 | 節約分を回収しつつ前へ進む |
| 3週目 | 復習5割・新しい内容5割 | 学び直しから通常の学習へ移す |
| 4週目 | 前回やめた要因を1つ変える | 同じ削られ方を防ぐ |
手順4: 前回の外的要因を、1つだけ確実に変える
手順1で書き出した原因のうち、最も効いたものを1つ選ぶ。教材が合わなかったなら替える。夜が続かなかったなら朝に移す。5つ全部を変えようとすると、たいてい何も変わらない。
手順5: 助けを求める先を、始める前に決めておく
否定的な学習者は「支援があれば戻れたはず」と考えながら、助けを使えていなかった。だから、困ってから探すのでは遅い。学習仲間でも、講座でも、質問できる場でもよい。始める前に1つ確保しておく。
手順6: 再開後2週目に、点検の日を入れる
やる気が下がる原因は5つのまとまりに分かれていた。だから点検も同じ枠で行う。学習内容と教材・教師の指導力・学校の設備・内側からわいてくるやる気の欠如・テストの点数のどこが重いかを見る。社会人なら、学校の設備は学ぶ場所や道具に読み替えるとよい。重い項目が見つかったら、内容ではなくそこを直す。
なお、過去に何度もやめた人ほど不利だと考える必要はない。挑戦の回数が多いほど、当時しっかり学んだ時間も積み上がっている。50年後にどれだけ残るかは、当初どれだけしっかり学んだかで予測できた。回数は失敗の記録であると同時に、掘り起こせる土台の記録でもある。
ここまでのまとめ: 手順は、原因の切り分け・思い出す練習・要因の変更・支援の確保の順で組む。順番を守ることが再開の成否を分ける。
よくある質問
Q1. ブランクが10年以上あっても、やり直す意味はありますか。
あります。外国語の知識は最初の3〜6年で減った後、長期間ほとんど減らない層に落ち着くと報告されている。しかも、忘れたと判定された項目でも学び直しは速い。10年のブランクは、ゼロを意味しない。
Q2. 前回やめた原因が、はっきり思い出せません。
思い出せない場合は、研究が示した枠に当てはめて探すとよい。学習内容と教材、教師の指導力、学校の設備、内側からわいてくるやる気の欠如、テストの点数の5つである。なお自信のなさは別の研究が扱った論点で、この5つの枠とは分けて考えるとよい。「どれも違う」と感じたら、当時の生活の変化から逆算するのも手だ。
Q3.「意志が弱い」という説明は、完全に間違いなのでしょうか。
完全な間違いではない。5つの原因には、内側からわいてくるやる気の欠如も含まれている。ただし、それは5つのうちの1つにすぎない。1つの原因を全体の説明にしてしまう点が問題である。
Q4. 再開しても、また同じところでやめそうで怖いです。
その不安は自然なものだ。やめた経験は、その後の態度や行動と長く結びつくと示されている。だからこそ、前回の外的要因を先に1つ変えてから始める。同じ坂道を同じ装備で登らないことが対策になる。
Q5. 独学と、人に頼るのはどちらがよいですか。
どちらが正解と決める必要はないが、助けを確保しておく価値は高い。戻れなかった学習者ほど、支援を使えていなかったと報告されている。独学を選ぶ場合も、質問できる相手を1つは持っておきたい。
まとめ
英語をやめた理由を、性格に押し込める必要はない。日本人学習者の調査では、やる気が下がる原因は5つのまとまりに分かれた。その多くは、外から働く力として定義されている。
自信の低い人ほど、原因を自分の内側に置きやすいことも分かっている。そして原因を能力に置くほど、再挑戦は遠のく。まず必要なのは、置き場所を能力からやり方と状況へ移すことだ。
戻り方にも型がある。再動機づけは、初期反応から短期の対処、長期の発展へと段階を辿る。助けを使えた人ほど先へ進めている。
そして最大の朗報は記憶研究にある。しまった内容は消えず、取り出しにくくなっているだけだ。学び直しは初めての学習より速い。外国語の記憶は、数十年後も相当量が残る。
前回やめたのは、意志が弱かったからではない。原因があり、その原因は特定できる。そして前回の学習は、今も手元に残っている。だから再開は、初回よりずっと速い。
参考文献
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最終更新日: 2026-08-24
著者: 中村 拓(Taku Nakamura)(greencafe 編集部 編集責任者・非ネイティブ話者)。公開された 10 件の研究エビデンス(tier 1=8 / tier 2=2)を横断分析・再構成した。
画像: いらすとや (https://www.irasutoya.com/) より
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