2026-08

学習法

英語の間違いは直してもらったほうが伸びるのか|研究でわかった「効く直され方」

「間違いを直してもらえないと伸びない」「直されすぎると話す気が失せる」。研究はこの二択そのものを崩している。直し方は少なくとも 6 種類あり、効きやすい型とそうでない型がある。教室の観察と集計、添削をめぐる 20 年の論争から、直された数秒の使い方を整理する。
語彙・単語

英単語は接頭辞・接尾辞で増やせるのか|研究でわかった「1語知っている」の中身

「接頭辞・接尾辞で覚えると単語が何倍にも増える」は本当か。研究は「1語知っている」の中身が人によってまるで違うことを示している。日本人学習者の実測データから、自分の穴の見つけ方と、時間の使いどころを整理する。
脳科学・第二言語習得

学校で習った英語はどこへ消えたのか|研究が示す「落ちるもの」と「残っているもの」

中学と高校で6年やった英語は、いま自分の中でどうなっているのか。使う機会が絶えた人では差が出なかったという報告と、忘れたはずの音が訓練で速く戻ったという報告があり、研究の結果は割れている。その食い違いを条件と成分で線引きし、落ちる側と残る側を分けて、学び直しの順番を考える。
学習法

瞬間英作文は本当に効くのか|研究でわかった「効く型」と「効かない型」の分かれ目

日本語の文をその場で英語にする練習は、本当に力になるのか。英語学習では長く「訳すな」と言われてきたのに、この練習はわざと日本語から始める。研究には訳す課題を支持する実証と、機械的なドリルを否定する有名な反論の両方がある。この矛盾を線引きする。
学習法

英語の短期集中は本当に効くのか|同じ時間でも「配り方」で差が出る理由

週1回の英会話を何年続けても手応えがないのは、根気の問題ではなく時間の置き方の問題かもしれない。総授業時間をそろえて配り方だけを変えて比べた研究では、短い期間に詰めた側が有利という結果が出ている。一方で逆の結果を出した研究もある。この見かけの矛盾を線引きする。
英会話

外国人と住めば英語は話せる?|研究でわかった「距離」と「4つの条件」

外国人と同じ家に住めば、留学しなくても英語が身につくのか。研究では、効果を決めるのは一緒にいる時間の長さではなく、相手の集団とどれだけ対等に混ざれるかだと示されている。住んでも伸びなかった研究と、国内の集中プログラムが留学組に並んだ研究から、期待の線引きをする。
英会話

英会話カフェは本当に効くのか|研究でわかった「伸びる関係」と「黙って終わる関係」

英会話カフェのように複数人で英語を話す場は、本当に効果があるのか。学習者同士の会話を調べた研究では、通った時間よりも相手との関係の型が学びを左右すると示されている。伸びやすい関係、話す時間が減っていく人数、場に行っても会話が深まらない理由を、実証研究から線引きする。
認知言語学

英語の長い文が急に読めなくなるのはなぜ?|目の動きの研究でわかった「戻っていい返り読み」

単語も文法も分かるのに、一文が長くなると意味が取れない。その正体は知識不足ではなく、どの語がどこに掛かるかを読みながら決める処理にある。目の動きの研究では、うまく読めている人でも1割強は前に戻っている。返り読みを一律に禁止せず、戻っていい返り読みと崩れている返り読みを研究で線引きする。
脳科学・第二言語習得

英語の独り言は本当に効くのか|脳の研究でわかった「効くこと・効かないこと」

英語の独り言に効果はあるのか。頭の中で音を繰り返す音韻ループ、内言のときに動く脳の領域、口を動かさない練習でも運動の脳地図が広がったピアノの実験など、記憶と神経科学の研究から独り言の中身を解き明かす。あわせて、意味のすり合わせが起きないため文法の正確さは一人では伸びにくいという限界も、研究に沿って線引きする。
学習動機・継続

英語をまたやめるのが怖い人へ|挫折の本当の原因と、やり直しが初回より速い理由

英語を一度やめた人に向けて、挫折の原因を性格ではなく分けて数えられる要因として捉え直す方法を、日本人学習者の脱動機研究と記憶研究からまとめた。前回の学習は消えていないこと、学び直しが初回より速い理由、そして原因を切り分けて4週間で再開する具体的な手順まで解説する。