シャドーイング・音読

毎日シャドーイングしているのに話せないのはなぜ|研究でわかった「伸びる力」と「伸びにくい力」

毎日シャドーイングを続けているのに、いざ話そうとすると言葉が出てこない。この感覚は練習不足のせいではない。シャドーイングという訓練がどの力を伸ばしやすく、どの力は伸ばしにくいのかを、記憶と発話の研究から能力ごとに切り分けて読み解いていく記事。
留学

短期留学の効果は帰国後何年もつのか|数年間の追跡研究でわかった「維持のカギ」

短期留学で伸びた英語力は、帰国したその日から使わなければどんどん消えていくのか。帰国後の数ヶ月〜数年を追いかけた研究をもとに、何が残りやすく何が落ちやすいかを、条件別にやさしく読み解いていく記事。
認知言語学

英語の言い方がうつる理由|研究でわかった「移る条件」と「移らない条件」

海外ドラマや会話で聞いた言い回しが、気づいたら自分の口からも出てくる。その体感には構文プライミングという研究上の名前がある。移りやすい型とそうでない型、今すぐ効く触れ方と次の日まで残る触れ方の違いを、7 件の心理言語学研究を横断してていねいに読み解いていく。
脳科学・第二言語習得

英単語は運動すると覚えやすくなる?|研究でわかった「動く時間の置き場所」

「運動は脳にいい」という話は、単語が覚えられない自分とはなかなか結びつきません。研究が示しているのは「運動をするかどうか」ではなく「1 回の運動を、覚える作業のどこに置くか」でした。激しい運動は直前、軽い運動は最中。ある実験では覚えた直後は効きませんでした。効き目が小さいことも隠さずに整理します。
学習動機・継続

英語ができる人と比べて落ち込むのはなぜ?|研究でわかった「比べ方」の直し方

同僚の英語や SNS の得点報告を見て落ち込むのは、意志が弱いからではありません。60 年分の比較研究と 26〜57 カ国の国際データが示すのは、材料がそろえば比較は自動で起きるという事実です。下がるのは自己評価だけで、学習の成果はむしろ上がる。環境は上に置いたまま、物差しだけを自分に戻す方法を渡します。
TOEIC対策

TOEICの点が下がった=実力が落ちた、ではない|公式が示すブレ幅の読み方

半年勉強して受け直したのに、TOEIC の点が前回より下がった。測定の世界では、同じ人が受け直しても点は動くのが前提であり、その幅は試験を作っている側が数字で公表している。リスニングだけで見て、1 回の点の周りにおよそ 25 点。2 回の差を見る基準線はおよそ 35 点。慰めではなく、判定の道具として渡す。
脳科学・第二言語習得

英語で話すと別人みたいになるのは本当だった|研究でわかった理由と活かし方

英語で話すと自分が素っ気なく、別人みたいに感じる。それを英語力不足の証拠だと受け取る人は多い。しかし研究は、言語を切り替えると振る舞いが実際に変わること、強い言葉への体の反応が第二言語では小さくなることを示している。この性質は損なだけではない。使い分けのきく性質として読み直す。
発音矯正

カタカナ英語が抜けないのは口のクセじゃない|研究でわかった「ない音が聞こえる」耳のしくみ

「カタカナ発音が抜けない」は口の動かし方の問題だと思われている。しかし研究が示したのは、日本語話者は英語の子音の連なりを聞いた時点で、実際には鳴っていない母音を聞いてしまうということだった。フランス語話者にも韓国語話者にも起きるこの普遍的なしくみと、変えられる部分を整理する。
学習法

英語の間違いは直してもらったほうが伸びるのか|研究でわかった「効く直され方」

「間違いを直してもらえないと伸びない」「直されすぎると話す気が失せる」。研究はこの二択そのものを崩している。直し方は少なくとも 6 種類あり、効きやすい型とそうでない型がある。教室の観察と集計、添削をめぐる 20 年の論争から、直された数秒の使い方を整理する。
語彙・単語

英単語は接頭辞・接尾辞で増やせるのか|研究でわかった「1語知っている」の中身

「接頭辞・接尾辞で覚えると単語が何倍にも増える」は本当か。研究は「1語知っている」の中身が人によってまるで違うことを示している。日本人学習者の実測データから、自分の穴の見つけ方と、時間の使いどころを整理する。