中村 拓(Taku Nakamura)

AI英会話・CALL

英語アプリの発音スコアは当てになる?|研究でわかる機械の得意と苦手

英語アプリの発音スコアが上がらないと、自分の発音がダメなのだと感じてしまう。だが自動採点はもともと、人の採点者の判断をどれくらい真似できるかを目標に作られた道具である。機械の点と人の点を実際に突き合わせた研究から、測れるもの・測れないもの・点数の使い方を整理する。
英会話

英語を話す前の準備は何分がいい?|研究でわかった1分と10分の使い分け

英語を話す前の準備時間は、長ければ長いほどよいわけではない。0分・1分・5分・10分を比べた研究では、つっかえずに話す力は時間に応じて伸びた一方、間違いの少なさは1分で頭打ちになった。さらに台詞を作り込んだ人より大まかな準備をした人のほうが正確だった。持ち時間の配分として整理する。
語彙・単語

英単語は日本語訳で覚えていい?|英英辞典が正解という思い込みを研究で確かめる

「英単語は日本語訳をつけずに英英辞典で覚えるべきだ」とよく言われる。しかし実際に両方を比べた研究は、日本語のような母語の訳をつけたほうがよく覚えられるという逆の結果を出している。一方で「覚えた数」と「使える力」は別だとも示されている。研究をもとに、覚える段階と定着後で使い分ける二段階のやり方を解説する。
バイリンガル教育

下の子だけ英語が身につかないのはなぜ?|研究でわかった「きょうだいと英語量」の関係

上の子は英語を話すのに下の子はなかなか話さない――。その差は本人の能力ややる気ではなく、きょうだいができたことで家庭内の英語との接触量そのものが変わる「出生順効果」かもしれない。海外の複数の研究をもとに、その仕組みと、きょうだいがいる家庭でも実践できる現実的な工夫をやさしく解説する。
シャドーイング・音読

シャドーイングが効かないのは「教材のレベルが合っていない」せいかもしれない

毎日シャドーイングを続けても伸びを感じないとき、原因は継続日数ややり方より「教材の難しさが今の実力に合っていない」ことかもしれない。日本人学習者を対象にした研究とリスニング教材の難易度研究を組み合わせ、点検の仕方と選び直し方を具体的に示す。
留学

留学の効果を決めるのは「期間」より「現地の友達」だった|研究で分かった理由

留学の効果は「何ヶ月行ったか」や「ホームステイか寮か」ではほとんど説明できない。6 カ国 100 名超を調べた研究が指し示したのは、現地でどんな顔ぶれの人とどれだけ関わったかという交友関係の中身だった。期間神話をくずし、滞在中の過ごし方を研究から組み立て直す。
認知言語学

英語の冠詞 a・the はなぜ覚えても身につかない?|研究でわかった「頭の中の数え方」の違い

a/the の使い分けが何年経っても身につかないのは、日本語には無い「名詞の捉え方」の違いが関わっているためだと、英語の意味の仕組みを研究する分野で指摘されている。冠詞習得の研究から、つまずきやすい理由と今日からできる練習を紹介する。
脳科学・第二言語習得

英単語はジェスチャーをつけると覚えやすい?|研究でわかった「体を使う暗記」の効き方

英単語は見る・書く・音読するだけでなく、意味を手や体で表すジェスチャーを添えると記憶に残りやすいと複数の実験で分かっている。脳の中で何が起きているのか、どんな単語に効きやすいのかまで、中学生にもわかるやさしい言葉で解説する。
学習動機・継続

英語を話す前の緊張、抑えるより言い換えると成果が出る理由

英語を話す前の緊張は、抑え込むより「興奮だ」と言い換えるほうが成果につながると心理学の実験で分かっている。「落ち着け」が効かない理由から、感情調整研究の知見をもとにした、緊張を興奮に言い換える今すぐ使える具体的な手順まで、中学生にもわかるやさしい言葉で解説する。
TOEIC対策

TOEIC高得点なのに話せない理由|「物差し」の違いを研究で読み解く

TOEICで800〜900点台を取ったのに外国人と話すと言葉が出てこない。これは怠けでも点数のごまかしでもなく、テストという物差しの設計と、知識を「使える」に変える練習の壁という2つの理由で研究的に説明できる。