中村 拓(Taku Nakamura)

認知言語学

英語の長い文が急に読めなくなるのはなぜ?|目の動きの研究でわかった「戻っていい返り読み」

単語も文法も分かるのに、一文が長くなると意味が取れない。その正体は知識不足ではなく、どの語がどこに掛かるかを読みながら決める処理にある。目の動きの研究では、うまく読めている人でも1割強は前に戻っている。返り読みを一律に禁止せず、戻っていい返り読みと崩れている返り読みを研究で線引きする。
脳科学・第二言語習得

英語の独り言は本当に効くのか|脳の研究でわかった「効くこと・効かないこと」

英語の独り言に効果はあるのか。頭の中で音を繰り返す音韻ループ、内言のときに動く脳の領域、口を動かさない練習でも運動の脳地図が広がったピアノの実験など、記憶と神経科学の研究から独り言の中身を解き明かす。あわせて、意味のすり合わせが起きないため文法の正確さは一人では伸びにくいという限界も、研究に沿って線引きする。
学習動機・継続

英語をまたやめるのが怖い人へ|挫折の本当の原因と、やり直しが初回より速い理由

英語を一度やめた人に向けて、挫折の原因を性格ではなく分けて数えられる要因として捉え直す方法を、日本人学習者の脱動機研究と記憶研究からまとめた。前回の学習は消えていないこと、学び直しが初回より速い理由、そして原因を切り分けて4週間で再開する具体的な手順まで解説する。
英語学習

自分の英語レベルがわからない|点数ではなく「できること」で測る方法

「自分の英語レベルがわからない」という足踏みは、聞き方を変えるだけで動き出すと研究で示されています。ばくぜんと自問するのをやめ、具体的な「できること」を技能ごとに数える。CEFRの成り立ちからスコア換算表の限界まで、中学生にもわかる言葉で解説します。
学習法

英語に向き不向きはあるのか|研究でわかった「センス」の正体と変えられる部分

「自分には語学のセンスがない」と感じていませんか。研究では、語学の素質は実在すると測定されてきました。ただし中身は四つの別々の力に分かれ、成績の差を説明する割合は約一割にとどまります。素質の正体と、弱い部分を学び方で迂回する手順を中学生にもわかる言葉で解説します。
発音矯正

英語が棒読みになるのはなぜ?|抑揚は「気持ち」ではなく意味を運ぶ道具だった

英語が棒読みになるのは、気持ちの込め方が足りないからではありません。研究では、英語の声の上げ下げは感情の飾りではなく「どこが大事な情報か」「話が続くのか終わったのか」を伝える仕組みだと整理されています。日本語との役割の違いと、今日から使える抑揚の型を中学生にもわかる言葉で解説します。
リスニング

英語が聞き取れないのは「耳が悪い」からじゃない|研究が示す本当の原因は聞いた量

英語が聞き取れないのは、耳の性能や才能のせいではありません。世界の第二言語習得研究は、聞き取れない本当の原因は「わかる英語を聞いてきた量」の不足だと示しています。難しい素材で潰れるより、やさしい英語を大量に流す方が耳は育つ理由を、中学生にもわかる言葉で届けます。
語彙・単語

単語帳を何周しても覚えられない人へ|記憶力ではなく「覚え方」を変えれば残る

単語帳を何周もしたのに覚えられないのは、記憶力が悪いからではありません。世界の記憶研究は、答えを「見て覚える」より「隠して思い出す」方が長く残ると示しています。同じ時間でも中身を入れ替えるだけで定着が変わる理由と具体的な手順を、平易に届けます。
バイリンガル教育

英語は早く始めた方が有利なのか|世界の研究でわかった「得する場合・逆転する場合」

「英語は早く始めないと手遅れ」という空気に不安を感じていませんか。世界の第二言語習得研究は、早さが得になるかは「学ぶ環境しだい」で逆転すると示しています。親には「あせらなくていい」、大人には「手遅れは誤解」という答えを、研究にもとづいて平易に届けます。
英語学習

オーバーラッピングは英語に効くのか|シャドーイングとの違いと、まず始めるべき理由

シャドーイングで音が追えず挫折したのは、才能ではなく順番の問題かもしれない。第二言語習得と記憶の研究は、まず文字を見ながら音を重ねるオーバーラッピングから始めるべき理由を示している。負荷の低い前段から段階を上げる、研究にもとづく実践ガイド。